ドローンによる測量の手順とは?

■ドローン測量とは?


ドローン測量とは、その名の通り、ドローンを飛ばして測量することです。飛行しながら短時間で広範囲を測量できるため、作業の効率化につながります。事実、建設現場ではドローン測量の普及が進んでいます。では、ドローンによる測量はどのような手順で行われるのでしょうか?


■ドローン測量の手順


ドローン測量にも様々な方法がありますが、ここでは一般的な測量の手順をご紹介します。


最初に、測量する土地の地形や遮蔽物、障害物を現地でチェックします。この下調べを「踏査」と言います。写真測量の場合、森林などの障害物の影になっている地点は上空からは測量できないので、地上測量で対応しなければなりません。


次に、ドローン飛行の許可申請を国土交通省に対して行います。飛行開始予定日の少なくとも10開庁日前までに申請することが勧められています。混雑している場合には、さらに余裕をもって申請しなければなりません。公道などの上空で飛行させるには、警察署への許可申請も必要になります。


飛行許可が下りたら、専用のソフトやアプリを使って、飛行高度やシャッタースピード、撮影間隔といった要素を考えながら、飛行ルートを作成します。その後、基準点(GCP)を現地に置きます。これはドローンのカメラの3次元位置を特定するのに必要です。


基準点を置いたら、飛行ルートをドローンに設定して、自動飛行によって測量します。測量用のドローンは、地表を光学カメラで撮影しながら飛行し、そのようにして取得した画像データをGPSやセンサーからの位置情報や高度情報と合わせることで、3次元点群データを取得することができます。


そして、ドローン測量によって取得したデータを専用ソフトで編集・加工して、3Dモデルや断面図、鳥瞰図を作成します。それを元に設計や施工を行う、というわけです。


以上が、ドローンによる測量の手順になります。今後も、ドローンは建設現場で広く活用されていくことでしょう。



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