昔は動画の撮影といえばビデオカメラでするのが常識でしたが、今は高い動画撮影機能を持つミラーレス一眼カメラも登場しています。では、動画撮影をするにはミラーレス一眼とビデオカメラのどちらが良いのでしょうか?今回はそれぞれのメリットとデメリットについてご紹介します。
■ミラーレス一眼で動画撮影をするメリットとデメリット
ミラーレス一眼カメラのメリットは、センサーサイズが大きいためビデオカメラよりも高画質な動画を撮れるということです。背景をボカした絵を撮ることができて映画のワンシーンのように雰囲気のある動画を撮れますし、光量が少ない暗部での撮影にも強いです。
デメリットは、写真撮影をメインに設計されているため、動画を撮るには重くて持ちづらく、手持ちで長時間撮影すると疲れてしまうことです。バッテリーの持ちもビデオカメラには劣ります。オートフォーカスについても、途中でピントが狙っていない別の被写体に移ってしまう場合があるという弱点があります。
ちなみに、以前はEU圏に輸出する際に、連続録画可能時間が30分以上だとデジタルカメラではなくビデオカメラとみなされて数%高い関税が課されていました。このため、連続録画可能時間を意図的に29分59秒までにしているデジタルカメラの機種が多かったです。この制限は2019年2月に撤廃されましたが、それより以前に発売されたミラーレス一眼カメラを選ぶ際には注意が必要です。
■ビデオカメラで動画撮影をするメリットとデメリット
ビデオカメラの大きなメリットは、軽くて持ちやすく設計されていて、バッテリーの持ちもいいので、長時間撮影に向いているということです。オートフォーカス性能も高いので、狙った被写体にピントを合わせ続けられます。また、手ブレ補正が優秀な機種や高倍率のズーム機能を持っている機種が多いです。
デメリットは、ミラーレス一眼カメラよりもセンサーサイズが小さいので、ボケを出した味のある映像の撮影や暗部での撮影には向いていないことです。また、ミラーレス一眼のようにレンズを交換する楽しみを味わえません。
ミラーレス一眼とビデオカメラにはそれぞれにメリットとデメリットがありますので、動画撮影にどちらが良いのかを一概に決めることはできません。ただ、大まかに言えば、色味やボケ感のあるっこいい映像や画質の高さにこだわる方にはミラーレス一眼、手持ちで長時間撮影をする方や20倍などの高倍率ズームで撮りたい方にはビデオカメラが向いているでしょう。
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