事業でドローンを飛ばす人は大抵保険に入っています。では、趣味でドローンを飛ばす場合にも保険に加入するべきでしょうか?
■趣味でドローンを飛ばすのに賠償責任保険は必須?
保険に加入しないとドローンを操縦してはいけない、という法律やルールはありません。でも、ドローンがいつでも人や物を傷つける凶器になり得るものであることを考えると、保険に加入するのは必須と言えるでしょう。
ドローンは数百グラム、機種によっては数キロもの重さがありながら空を飛びますので、どれだけ注意しても事故のリスクをゼロにすることはできません。電波障害やバッテリー切れで墜落してしまうケースがありますし、突風や鳥との接触などによってバランスを崩して落ちてしまう危険性もあります。
海外では、幼児の目にドローンのプロペラが当たって失明した事故や、人の頭にぶつかって首の頸椎に重傷を負った事故なども起きています。もし、そのような事故を起こせば、数千万円の賠償責任を負うことになるかもしれません。また、対人ではなくても、家の屋根や車のボンネットに墜落させるなら賠償責任が発生してしまうでしょう。
このため、ドローンを飛ばすのであれば、賠償責任保険に加入することをお勧めします。楽天銀行の「少額安心保険」、ヤフーの「ちょこっと保険」といった個人保険は、月額140円で加入でき、ドローン用の保険ではありませんが、ドローン事故にも使うことができます。
■個人用の賠償責任保険に加入する際の注意点
一般的に言って、個人保険でドローン事故の賠償責任を補償してもらうためには、個人利用・趣味目的でドローンを飛ばしていることと、航空法などの各法令を守っていての事故であることが条件となります。
この点、ドローンで撮影した映像や写真を不特定多数の人が閲覧するYouTubeなどのWEBサイトにアップしている場合、実際に収入が発生しているかどうかに関係なく、利益を追求した業務行為(個人利用・趣味目的ではない)と見なされ、補償してもらえない可能性がありますので注意が必要です。撮影した映像をWEBサイトにアップしたらプライバシー侵害で訴えられたという場合も当然ながら補償してもらえません。
撮影した映像や写真をネット上にアップするのであれば、「個人事業主用のドローン保険」に加入するようにしましょう。
■東北のドローンはSORABITOまで

宮城県塩竃市の株式会社SORABITOでは、ドローンを活用した事業を手掛けています。建設現場の空撮はもちろん、調査・点検・測量など何でも可能です。またドローンの製造販売アフターフォロー、ドローン検定に向けての講習も行なっています。建設現場でのドローンの活用をご検討中のお客様は、ぜひご連絡ください。