近年、日本では少子高齢化の進行と共に、あらゆる産業において人手不足が叫ばれています。そんな中、そういった問題解決に貢献することを期待されているのが「ドローン」です。今回は、そんなドローンが農産業と交通インフラにおいて、どのような期待がされているのかというところを紹介していきます。
■人手不足問題をさらに解決へ進める手段としての「ドローン」
かつては、農地状況の点検や整備、播種、収穫などを人力で行っていた農業でしたが、昨今では、多くの場所で機械化が進んでいます。「トラクタ」「田植え機」「コンパイン」など、あらゆる機械が使われるようになり、省人化や効率化が進みました。しかし、そういった機械にも少なからず人手は必要なため、人手不足問題の全てを解決するわけではありません。
そんな中、人手不足問題をさらに解決へ進める手段として、「ドローン」が注目されています。農薬や肥料の散布、農家の経験や勘に頼っていた農場管理の効率化、害獣対策のための生態調査、収穫したものの運搬など、農業においてドローンが活きてくる場面は多数あります。
■交通インフラの測量や点検にもドローンが活躍
また、全国各地にある高速道路や橋梁といった交通インフラの測量や点検にもドローンの能力が活きてくると考えられています。高度経済成長期をきっかけに交通インフラの整備が進んだ日本ですが、少子高齢化などが要因となって全ての点検を十分に行うことがかなり厳しくなってきています。農業同様、そういった交通インフラの点検などに活きてくるのが「ドローン」です。
現在は「橋梁点検車」「高所作業車」などで点検作業が行われていますが、それには経験や知見の備わった人材が必要で、人手が足りなくなるという懸念が挙がっています。そういった交通インフラの点検などを空中から効率的に行えるのがドローンです。日常点検だけでなく、災害によって崩壊した道路など、危険が伴うところもドローンという小型の無人航空機によって、安全かつ迅速に点検や測量を行うことができます。
このように、ドローン産業は農産業と交通インフラなどの社会問題解決への貢献が期待されています。今後はドローンの存在を前提とした社会が実現するとも考えられています。宅配ドローンやドローンタクシーなども実現可能性が高いと見られていて、私たちの生活とは切っても切り離せない存在になっていくでしょう。そういった未来へ足を踏み入れる前に、試しに自分の手でドローンというものを触ってみるのもいいかもしれません。
■東北のドローンはSORABITOまで

宮城県塩竃市の株式会社SORABITOでは、ドローンを活用した事業を手掛けています。建設現場の空撮はもちろん、調査・点検・測量など何でも可能です。またドローンの製造販売アフターフォロー、ドローン検定に向けての講習も行なっています。建設現場でのドローンの活用をご検討中のお客様は、ぜひご連絡ください。