DJIドローンの種類別紹介!シリーズごとに比較してみました



中国の深センに本社を構えるDJIは、世界の民生用ドローン市場で推定シェア7割を占める、大手ドローンメーカーです。日本国内でも、高級品を中心にシェアの大部分を占めており、「ドローンといえばDJI」という方も多いでしょう。今回は、DJIのドローンのスペックをシリーズごとに紹介します。




■Mavicシリーズ


とても安全で操作しやすいドローンです。DJIの一般向けドローンとしては初めてAirSense技術を搭載しており、前後に障害物センサーを配置。他の機体や障害物が近くにいることを、操縦者に警告してくれます。ドローンがそれ以上障害物に接近しないように設定することも可能です。


その他、スムーズな自動着陸をアシストするセンサーと補助ライトや、空港などにドローンが入らないようにするGEOジオフェンスも装備。障害物やリスクの高い場所を回避しつつ、スムーズな飛行を可能にしました。これらは2019年に発表された、DJIの安全性向上ビジョンに従ったものです。


また、機体は折りたたみ式のためコンパクトで、8Kでの撮影機能を搭載。大型の1/2インチカメラセンサーにより、高品質な写真や動画の撮影が可能です。さらに570gと軽量ながら、強化されたバッテリー技術を搭載しており、最大34分の飛行時間を実現しています。




■Phantomシリーズ


DJIを代表する名機です。最近はフラッグシップ機としての立場をMavicシリーズに譲っているものの、今なお根強いファンが多くいます。2012年にPhantom1が発売されて以来、改良を繰り返しながら新作が発売され、現在はPhantom4 Pro V2.0が最新モデルです。Phantom4の発売は2018年ですが、2020年初めに再販が発表されていることからも、その人気の高さがうかがえます。


外見は、大きなレッグを備えた流線型デザインが特徴。Phantom4は前方に障害物回避センサーを搭載し、フライト時間は28分、高速飛行が可能、被写体をモニターでタップして追跡……などなど、現在の最新モデルのベースともいえる機能を確立しました。Mavicに比べるとやや大型ですが、それゆえに視認しやすいのもメリットといえるでしょう。


また、「ATTIモード」を搭載しており、GNSS(全世界測位システム)などによる測位情報をカットできるのも特徴です。練習中などは、あえてATTIモードで飛行してもいいでしょう。カメラもノイズが少なく、状況次第ではMavicよりも鮮明な映像が撮れます。




■Inspireシリーズ


Phantomシリーズよりやや大きめで、プロ仕様と評価される機体です。一眼レフカメラを搭載し、Phantomより高画質な映像を撮影可能。推進力もPhantomより強く、向かい風の中でも安定してホームに帰還することができます。その分、取り扱いにはややコツが必要です。


現在では、Mavicをはじめとするニューモデルが次々に発売されているため、「ちょっといい映像を撮りたい」という時はMavicで十分かもしれません。しかし、Inspireは間違いなくDJI最高峰の機体です。映画が1本撮れてしまうほどのスペックがあるため、MavicやPhantomで経験を積んだ方は、Inspireがほしくなるのではないでしょうか。




■Sparkシリーズ


Mavicから、さらなるサイズダウンを果たした機体です。その重量は、バッテリーなどを含めてもわずか300g。Mavic Proが734gですから、実に半分以下です。ただし、Mavicと違って折りたたむことはできません。


また、他のシリーズに比べてカラーバリエーションが豊富なのも特徴です。ラヴァレッドやスカイブルーといったビビッドなカラーリングを用意しており、サイズも相まってかわいらしいデザインを好む方に人気。女性ファンの獲得にも貢献していると思われます。



しかもSparkは、コントローラーが付属していません。スマートフォンに専用アプリをダウンロードしたら、手のひらを動かすだけで操縦できるのです。新機能「QuickShot」により、ほぼ自動での空撮も可能。フライト時間も16分間と、このサイズとしては十分です。まさにドローンの常識を打ち破った機体といえるでしょう。




■東北のドローンはSORABITOまで


宮城県塩竃市の株式会社SORABITOは、ドローンを活用した事業を手掛けている会社です。空撮やドローンの製造販売に加え、ドローン検定合格のための講習も行っています。ドローンの基礎知識はもちろん、操縦のテクニックもしっかり指導させていただきますので、ドローンを操縦してみたい方・資格取得を目指したい方はお気軽にご連絡ください。


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