動画を撮影する時の構図はどのようにして決めたらよいのでしょうか?今回は、基本的な動画の構図とそれぞれの構図がどのような場面の撮影に向いているのかを解説したいと思います。
●日の丸構図
日の丸構図は、被写体を画角の真ん中に置く構図です。とても分かりやすい構図で、カメラの初心者が撮影した写真や動画は日の丸構図の割合が多い傾向にあります。この構図は単調なので、多用すると面白みのない作品になってしまいます。このため、被写体の存在感を強調したい場合などに絞って、ここぞという時に限定して使うようにした方がよいでしょう。
●三分割構図
画角の上下左右をそれぞれ三分割にして、各エリアや線の交わるポイントに被写体を置く構図です。撮影者の意図が伝わりやすい構図で、日の丸構図とは違って多用しても問題ありません。とても使い勝手のよい構図と言えるでしょう。
この構図では、被写体の横に空間が生まれるので、周囲の状況をうまく伝えることができます。また、被写体の人物の前に空間を作ることで、前向きな印象を与えることができますし、テロップなども入れやすくなります。人物の後ろ側に空間を作る構図は、名言を言う場面や過去のことを回想するシーンによく使われます。
●ローアングル
「煽り」とも呼ばれる構図で、下から上にカメラを向けて撮影します。被写体の威厳や大きさ、成長などを強調できます。また、場面によっては被写体の高慢なイメージを出すのに使います。
●ハイアングル
「俯瞰」とも呼ばれます。第三者的な視点を演出できる構図で、周囲の状況を説明するのに適しています。場面転換の後にこの構図を挟むと、視聴者が情報を整理するのに役立ちます。
●画角の広さ
画角の広さというのは、被写体をどれくらい大きく撮影するかということです。
ワイドな画角のロングショットは、被写体のある場所、置かれている状況を分かりやすく表現するのに向いています。ミドルショットは、周囲の状況を入れながらもロングショットでは伝わりづらい被写体のパーツを表現できます。アップショットは、被写体の細かな部分や注目点などを見せるのに適しています。
今回は、動画撮影における基本的な構図のパターンを見てきました。撮影の場面や目的に応じて使い分けるようにしましょう。
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