イメージセンサーはデジタルカメラの画質を大きく左右する重要な部品です。この記事では、イメージセンサーとは何か、イメージセンサーと画質にはどんな関係があるのかを解説したいと思います。
■イメージセンサーとは?
イメージセンサーとは、カメラのレンズから入ってきた光を電気信号に変換する部品で、「撮像素子」とも呼ばれます。「デジタルカメラの心臓部」と表現されることもあるほど重要な部品です。
フィルムカメラは光をフィルムに当てることで写真を作り出す仕組みになっていることはよく知られていますね。デジタルカメラのイメージセンサーはそのフィルムの代わりとなる部品だと捉えると理解しやすいと思います。
■イメージセンサーは画質にどう影響するか?
イメージセンサーは大きければ大きいほど、高画質の写真を撮ることができます。なぜなら、イメージセンサーが大きいとそれだけ多くの光を集めることができ、色をよりきめ細やかに画像に反映させることができるからです。
この点を理解するために、次の絵画の例えで考えてみましょう。ある風景を名刺サイズの小さな画用紙に描く場合、細かい部分までしっかり描写するのは難しいですね。でも、A4サイズの画用紙を使う場合は詳細な部分の色や線も描きやすいでしょう。これと同じことが、イメージセンサーにも当てはまるのです。
また、光をたくさん集められるイメージセンサーは、暗所での撮影にも強いです。星空や夜景なども、ノイズを抑えつつ綺麗に撮影できます。
ちなみに、イメージセンサーが大きいと、それだけ大きいレンズを使えます。そして、大きいレンズは構造的にピントを非常に浅く合わせることができるので、背景を綺麗にぼかした写真を撮れるというメリットも得られます。
■イメージセンサーのサイズの種類
さまざまな大きさのイメージセンサーがありますが、代表的なものは下記の通りです。
・フルサイズ:36.0×24.0mm
・APS-C:23.6×15.8mm
・マイクロフォーサーズ:17.3×13.0mm
・1型:13.2×8.8mm
・1/ 2.3型:6.2×4.6mm
※APS-Cはメーカーや機種によって若干の大小があります。
フルサイズはフィルムカメラのフィルムとほぼ同じ大きさのセンサーです。主に一眼レフカメラに搭載されてきましたが、最近はフルサイズのミラーレス一眼も増えています。
APS-Cやマイクロフォーサーズは、ミラーレス一眼でよく採用されています。フルサイズより画質が劣りますが、価格やボディの大きさを抑えることができるので、人気があります。1型以下のセンサーは、基本的にコンパクトデジタルカメラで使われています。
今回見てきた通り、イメージセンサーのサイズは画質を大きく左右しますので、カメラの機種を選ぶ際には必ず確認するようにしましょう。
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