Log撮影って何?


動画を撮っている人であれば「Log撮影」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。今回は、「Log撮影」とは何なのか、それにはどんな利点があるのかを解説します。



■Log撮影とは?



Log撮影とは、MP4やAVI、MOVといった一般的な動画ファイルよりも編集の自由度が高い形式のデータで動画を撮ることです。


そもそも、「Log」というのは高校数学でも習った「対数」のことを指しています。光の階調(グラデーション)を「対数」で数値化して細かく調整できるようにしているため、「Log撮影」とか「Log収録」とかと呼ばれるようになりました。


ちなみに、Logは「RAWデータで撮影するメリットとは?」のコラムで解説したRAWとは異なります。RAWはカメラのセンサーから出力された情報をそのまま記録した「生」のデータですが、Logは画像処理した後の動画形式のデータです。



■Log撮影のメリットとは?



既述の通り、Log撮影では階調を対数で数値化しているので、一般的な動画ファイルよりもダイナミックレンジ(暗い部分から明るい部分までの描写の幅)をデータとして広く残すことができます。このため、編集の段階で比較的自由にホワイトバランスや露出を調整することが可能となっています。


通常の撮影では黒潰れや白飛びを起こしやすいような被写体でも、Log撮影なら実際のイメージに近い動画を編集によって作ることができるのです。


ただし、編集の自由度はRAW撮影ほどではありません。画像処理をしていない「生」のデータにはこの点で到底及ばないのです。


でも、LogにはRAWよりもデータ容量が小さいという大きなメリットがあります。RAWはデータが大き過ぎるため実用性が低いのが現状です。一方、LogはMP4などの一般的なファイルよりはデータが重くなりますが、RAWよりははるかに少なく済みます。


このように、Log撮影は「比較的編集がしやすい」、「データ容量が大き過ぎない」という

点で非常に便利ですので、広く活用されています。スマホでLog撮影をするためのアプリまで登場しています。あなたも、Log撮影にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?



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