災害時のドローンの活用方法


現在、ドローンは災害現場でも活用されるようになっています。今回は、災害時にドローンが活躍できる理由や実際の活用例をご紹介したいと思います。



■ドローンが災害時に役立つ理由




ドローンは、遠隔操作によって無人で飛行しますので、生身の人間を危険に晒すことなく災害現場に近づくことができます。そして、搭載カメラを使って動画や写真をその場で空撮し、端末でリアルタイムに動画や画像を確認できます。


しかも、ヘリコプターよりも低い地点まで降りて撮影できますので、現場の様子を近い距離から細かいところまで撮影することが可能です。また、ヘリコプターでは近づけないような狭い場所や危険な場所にも入っていくこともできます。このため、ドローンは災害現場の迅速な状況確認に非常に役立ちます。



■災害時のドローンの活用例




上記の通り、ドローンには大きな利点がありますので、台風や地震、火山活動などの自然災害が多い日本でもその活躍は期待されていますし、実際に活用された事例があります。


例えば、2015年に口永良部島が火山活動を開始した時には、状況確認のためにドローンを飛行させて空撮しました。2016年の熊本地震の際にも、被害状況や断層の様子などを確認するためにドローンが使用されました。


2018年1月には、栃木県の山林に立ち入った男性から救助要請があり、栃木県警がドローンを使って男性を探しました(残念なことに、男性は見つかった時点で既に亡くなっていました)。同年9月6日に発生した北海道胆振東部地震でも、自治体からの要請を受けた損保ジャパン日本興亜がドローンを使って被災地調査を実施しました。



■今後の課題




今後の課題としては、「ドローン飛行の安全性を高めること」と「電波の問題」があります。


市街地で災害が起きた場合、ドローンが電線等の障害物に接触して墜落し、二次災害を生むという可能性があります。このため、今後もドローン飛行の安全性を高めていく努力が必要でしょう。


また、ドローンは電波を使って遠隔操作しますので、災害時に携帯電話などの電波が過剰に行き交い通信障害が起きて飛行できない、ということも考えられます。この点も、1つの課題として取り組んでいく必要があります。



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